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特集

腸の働きは健康生活の要。免疫力アップのためにも重要です。

こんにちは!
味の素ダイレクト(株)お客様係の小林はるかです。
お元気でいらっしゃいますか。

今年の夏も暑さの厳しい日が多かったですね。
高温多湿の環境は体への負担も大きく、特に、健康生活の要ともいえる腸の働きが衰えているかもしれません。

そこで、今号のメールマガジンでは、元気な腸をキープするためのポイントをご紹介します。

もくじ
特集 1 なるほど! 健康レポート

元気な毎日の原動力! 腸内環境を整えよう

コラム いきいきアドバイス

防災と健康 もしもの時に備えて

特集 1 なるほど! 健康レポート

元気な毎日の原動力!
腸内環境を整えよう

「何となく調子が悪い」 その理由は?

夏も終わりに近づくにつれて、だるさや疲れを感じることが増えてきた方もいらっしゃるのではないでしょうか。例えば、次のような生活習慣に心当たりはありませんか?

冷たい物をよく口にする。

一日中エアコンの効いた部屋で過ごすことが多い。

屋外に出ることが少なくなり、あまり運動しなくなった。

こうした生活習慣が長く続くと、体温や内臓の働きをコントロールする自律神経のバランスが乱れやすくなります。その結果、血行不良などによって腸の働きが鈍くなり、全身の冷えや食欲不振、体のだるさなど、「何となく調子が悪い」と感じることが増えてくるのです。

元気な腸は健康の要。消化・吸収だけでなく、
免疫力を維持する上でも大切な働きをしています。

残暑にも負けず、全身の健康にとって重要な働きをする腸を元気に保つために、次のようなポイントを心がけてみてはいかがでしょうか。

体の冷えを防ぎ、自律神経を整える

屋外と屋内の温度差に注意する

暑さの厳しい屋外と冷えた室内との大きな温度差は、自律神経が乱れる大きな原因のひとつ。室内の温度は、屋外と屋内の温度差が5℃以内におさまるようエアコンを設定しましょう。エアコンの設定を変えられない建物の中などでは、上に羽織るものを1枚用意しておくと、体の冷え過ぎを防げます。

冷たい物を摂り過ぎない

水分を補給する際は、常温か、適度に冷えたものを少しずつ、こまめに摂りましょう。氷をたくさん入れた冷たい飲み物を摂り過ぎないようにご注意ください。また、夏は冷やした麺類などを食べることも多いかと思いますが、熱を加えた温かい食材や汁物なども意識して摂るようにしましょう。

自律神経を整える

夏はシャワーで済ませることが多いかもしれませんが、ぬるめ(38~40℃程度)の湯船にゆっくり浸かることで自律神経のバランスを整える効果が期待できます。また、就寝の1~2時間前に湯船に入って深部体温を上げることで、就寝時にしっかり深部体温が下がり、ぐっすりと眠れるようになります。

腸内環境を整えて、免疫力をアップ

健やかな体を維持するには、体の中に入り込んだウイルスや細菌と戦う力=免疫力を高めておくことが大切。この免疫力の働きをサポートしてくれるのが“腸内環境”です。近年のさまざまな研究により、腸内に存在する数百兆にも及ぶ種々の細菌、すなわち腸内細菌が私たちの健康や病気に深く関わっていることがわかっています。

この腸内細菌は、大きく善玉菌、悪玉菌、日和見菌(ひよりみきん:腸内環境によって働きが変わる)の3種類に分けられます。また、腸内細菌のバランスには個人差があり、日頃の食生活やその時々の体調、あるいは年齢などによって変化していくといわれています。免疫力をアップするためには、腸内で善玉菌が優勢な状態を保つことが重要です。あなたも、腸内環境を整える“腸活”を始めてみませんか。

腸内で善玉菌が優勢な状態を保っていることが大切です。

乳酸菌やビフィズス菌を摂る

善玉菌としてよく知られているのが、乳酸菌やビフィズス菌。乳酸菌はヨーグルトや乳酸菌飲料、チーズといった発酵食品に多く含まれています。また、味噌や漬物(ぬか漬けやキムチなど)にも植物由来の乳酸菌が含まれています。ビフィズス菌はもともと体内に存在していますが、ビフィズス菌を配合した乳製品などで摂ることもできます。

さまざまな食品から食物繊維を摂る

野菜や果物、豆類、キノコ類、海藻類などに多く含まれる食物繊維は、スムーズな便通を促すなど、腸の働きを活発にしてくれます。さらに、食物繊維には腸内細菌のエサになるという大切な役割もあります。特定の食品に偏ることなく、さまざまな食品からバランス良く食物繊維を摂るのがよいでしょう。

コラム いきいきアドバイス

防災と健康 もしもの時に備えて

毎年、9月1日は「防災の日」。さまざまな災害についての認識を深め、それらの災害に対処する心構えを準備するために制定されました。万一の時のために何を備え、もし災害が起きたらどう対処すればよいのか、国や自治体からはガイドブックなども提供されていますが、今回は“日々の健康を保つ”という視点から、チェックしておきたいポイントをご紹介します。

非常用持出袋の中身をチェック

災害に備える意識の高まりとともに、ご自宅に非常用持出品を置いている方も多いかと思います。非常食や救急セットなどと共に、ぜひチェックしておきたいのが、常備薬や持病のための薬。また、避難している時間が長引いたときのために、処方箋のコピーや薬局の薬リスト、あるいは「お薬手帳」を非常用持出袋に入れて携行できるように準備しておきましょう。特に、「1日も欠かせない薬」がある場合は、事前にかかりつけの医師に相談して対処しておくと安心です。

資料:消防庁・防災マニュアルより

避難所などでの過ごし方

避難所で過ごす場合、長時間同じ姿勢でいることが多くなり、血行も滞りがちに。1~2時間ごとに屈伸運動をしたり、歩いたりして体を動かすとともに、水分をこまめに摂るように意識しましょう。

また、普段とは異なる環境でストレスを受け、体調が悪化することもありえます。医療救護所が設けられている場合はそこで、巡回診療者が避難所を訪れたときは、自分の体調の気になるところなどを遠慮せずに相談するようにしましょう。

さらに、ご自身やご家族だけでなく、周りを見渡して調子が悪そうな方に声をかけるなど、“助け合い”の気持ちが、緊張などで高ぶりやすいご自身の気持ちを和らげ、周りの人への助けにもつながります。

いつ起こるか、わからないのが自然災害。健康維持の面からも、万一の時に備えておきたいですね。